3Z-06
3Dプリンタを用いた医薬品分子模型出力の有用性
○中谷明嗣,松野純男,大星直樹(近畿大)
薬学生は医薬品の作用を理解する際には、その分子構造を把握し、構造活性相関を理解していく必要がある。その際、分子構造を教科書などの平面に書かれた構造式で学習するが、これは立体である分子構造を平面で表したものであるので、正しく分子構造を理解することは難しい。そこで今回、我々は有機化合物の立体構造の座標を記述したPDB形式のファイルを元に、3Dモデルファイルを作成した。これと3Dプリンタを用いて分子模型を作成し、薬学生に配布し評価をしてもらった。アンケート調査の結果、分子構造をある程度理解している学生には、分子模型を使うことで分子構造の理解度がより高まることが示唆され、分子模型の有用性が示された。

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