3Y-03
タブレット端末を用いた顔表情認知の歪み測定によるうつ検出システムの評価
○大石勝巳,原田晋吾,杉浦彰彦(静岡大)
現在,うつ病患者の増加は我が国の社会問題となっている.専門医の負担を軽減させるため,先行研究では自己簡易診断検査として顔表情認知を用いた手法が提案された.利便性を向上させるためには,環境条件について検証を進める必要がある.近年,タブレット端末が普及しており,検査手法として新たにこれを用いることで医療現場をはじめとする広い範囲での実用化が期待できる.そこで本研究では適切な動作環境と条件の検証を行う.さらに,顔表情認知評価プログラムでは新たに2つの呈示条件を作成し比較を行い,問診型の自己診断検査の結果との相関を評価した.各診断方式間の相関分析を行ったところ,すべての診断方式間において正の相関があることを確認することができた.

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