3U-02
ドライバーに対する経路配分の優先順位を考慮した交通全体の最適化手法の提案
○谷  文,伊藤孝行(名工大)
 交通システムを円滑にすることは,政府やドライバーにとって重要な問題である.現在の経路推薦システムは各ドライバーにとって最適な経路を勧めることができるが,交通全体の最適性を考慮していない.また,交通全体を最適化する際に,あるドライバーに最短経路が割り当てられ,同じ道路を通過したい別のドライバーに代替経路が割り当てられる状況になり,経路配分が偏り不公平が生じることがある.
 本研究ではドライバーの経路配分を公平にするための優先順位を考慮した上で,経路をリソースと見なしコスト関数を設計し,線形計画法により交通全体に最適な経路を割り当てる手法を提案する.

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