情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

ライフスタイルの変化に伴い，起床時の不快感や起床困難に悩む人が増えている．目覚めの改善には光やアロマ，温度が重要であり，光による目覚めの改善に関しては，数多くの研究報告がある．光やアロマ，温度の効果を得るためには，就寝前に照明やアロマディフューザ，エアコンといった複数の家電製品に起床時刻を設定する必要があり，ユーザの手間が大きい．我々は既に目覚ましに家電製品を自動で遠隔制御する機能を追加することで，1つの起床時刻を基にそれぞれの家電製品が連携して動作するシステムを開発した．本研究では，バンド型ウェアラブル端末を用いて睡眠周期を計測することで，個々の人に合った家電製品の制御が行えるシステムを開発し，評価する．