3S-01
スマートフォンを用いたラジオ体操の行動認識に関する検討
○島 孔介(名工大)
近年,スマートフォンをはじめとするウェアラブルデバイスに搭載されているセンサを用いた認識が多く研究されている.行動の認識を行う例として,歩行,電車,車両などの移動方法の推定などがある.しかし,行動の認識に関する研究では,歩行などの日常的な行動でよく現れる行動パターンに関する研究が多く,多様な行動パターンについては,さらに研究が必要である.そこで本研究では,多様な行動が現れるラジオ体操に着目し,スマートフォンから得られた加速度データを用いて,ラジオ体操第一を対象として行動認識を行う.ラジオ体操は全身の動きが伴うことから,個人差の影響が大きいと考え,データを取得する際,年齢,身長,体重もあわせて記録しており,ラジオ体操に関する認識にあわせてこれらの個人のパラメータの利用についても検討を行う.この検討から,日常では現れない多様な行動についても,加速度データを用いた行動認識が有用であることを示す.

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