3L-02
3次元ヒストグラムによる電子透かしのための3軸に関する検討
○佐藤 光,河野公一(東北工大)
デジタルコンテンツは電子書籍,音楽配信等のビジネスに利用されているが,コピーしても劣化が少ない特徴から不正コピーというリスクを背負っている.対策としてコンテンツを保護する仕組みが必要となり電子透かしが用いられている.従来の方法で3次元ヒストグラムに電子透かしを埋め込む方法では電子透かしが劣化してしまう課題があった.
そこで,本研究では2次元離散コサイン変換を用いて3次元ヒストグラムに対する電子透かしの強度評価を行った.
具体的には,画像に対し2次元離散コサイン変換(2D-DCT)を用いた後,3次元ヒストグラム化し電子透かしを埋め込み,元の画像に戻す変換である2次元逆離散コサイン変換(2D-IDCT)を行う.元画像に戻した後,画質の評価方法の一つであるPSNRを用いて,画質の劣化具合を評価していく.

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