3H-07
電力モデルを用いた汎用CPU V850の電力最適化
○奥原 颯,藤田 悠,天野英晴(慶大)
低電圧・低電力化に適した新しいデバイスSilicon on thin buried oxide (SOTB)はボディバイアスを調節することにより、製造後に特性を変化させることができる。従って、CPUの電力最適化は従来の電力最適化と異なり電源電圧のみでなくボディバイアスと電源電圧を同時に最適化しなければならない。本稿ではこの問題を解決した電力モデルを提案する。そしてSOTBテクノロジーで実装されたV850の実チップデータを元にモデルのパラメータをフィッティングし、電力の最適化を行う。最適化の結果、最大で63%の電力を削減することができた。

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