3F-05
iBeaconとスマートフォンを用いた授業動線分析システムの試作と評価
○谷川真一,佐藤長康,モハマドゥラスール サラフィアグダム(ムロオシステムズ),福島健介(帝京大)
iBeaconとスマートフォンを使った教員の授業動線の取得およびその分析システムについて報告する。
授業分析の手法として、教員の動線を記録することは従来から広く行われていた。しかしそれはアナログによる方法であり、蓄積や精度に欠けるものであった。
そこでiBeaconとスマートフォンを用いて、より正確で具体的な教員動線の取得が可能なシステムを開発した。教室の天井に複数のiBeaconを設置し、受信信号強度(RSSI)の強弱により教員の具体的な位置を取得。信号強度の誤差補正を行うためスマートフォンの加速度センサーを使用し精度を高めることに成功した。取得した動線情報はクラウド上のサーバへ更新され、ブラウザから動線図やヒートマップを検索、表示することがでる。
これらの機能を活用し、過去の動線情報や教科ごとの対比を行うなど、授業改善にも活用できることを確認した。

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