3D-05
情報セキュリティ人材育成におけるセキュリティ知識項目(SecBoK)の有効活用
○平山敏弘(日本IBM)
平成26年の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の試算によれば,国内企業において,情報セキュリティ人材は約8万人と大幅に不足しており,さらに情報セキュリティに従事している技術者のうち,約16万人がスキル不足との調査結果が出ており,情報セキュリティ人材の育成は急務である.現在不足している人材の多くは,ユーザー企業において,自社システムのセキュリティ確保を管理できる人材であり,このような人材はセキュリティ専門家とは限らない.
本論文では,セキュリティスキルを持ったIT技術者を育成することが難しいユーザー企業側においても有効活用可能である,セキュリティの知識項目を整理したSecBoKを取り入れた人材育成方法を提言するものである.

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