2ZC-02
算数困難を抱える聴覚障がい児への視線誘導を用いた算術学習支援コンテンツの開発
○渡邉優弥,飯島光洋,松永信介(東京工科大)
算数文章問題の解決には、識字・読解などの言語スキルに加え、計算・推論などの非言語スキルが必要となる。本研究では、この両スキルに課題を抱える算数困難ろう児への学習支援コンテンツの開発を行った。具体的には、まず試験用の教材を用いて、対象児の潜在学力とアイトラッカーによる視線特性を調査し、その類型化を行った。そして、個々の学力や視線特性に基づく多様な学習方略に適応するコンテンツ開発を行い、ろう学校などで実践使用した。その結果、色使いや文字フォントなどの課題は残ったものの、本教材が学習支援に有用であることが示唆された。本発表では、視線特性分析やコンテンツの詳細ならびに実証実験の結果について述べる。

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