2ZB-06
シリアスゲーム向け箱型タンジブルユーザインタフェースの開発
○富田遼大,山本一秀,南野泰輝,芳賀博英(同志社大)
我々は物理的実体を用いて情報を入出力する物理的可視化の研究を行っている.その一環として,英単語の並べ替えゲームや数独パズルを,アルファベットや数字が書かれた箱という物理的実体を並び替えることで解答するシステムの実現を目指している.本発表では,その第一歩として英単語のアナグラムを用い,並び替えた箱からなる英単語が正しいものかどうかを,箱型インタフェースに内蔵されたArduino端末で判定するシステムを実装した.隣り合う箱同士は赤外線で通信し,文字情報の伝達を行う.フィジカルコンピューティングとシリアスゲームの組み合わせにより,幼児から小学生を対象とした,英語や算数を楽しみながら学ぶことのできるシステム作りを将来的な目標としている.

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