2ZB-03
自己防衛する人狼に特異的な身体動作の分析
○袰岩明仁,寺岡丈博,榎本美香(東京工科大)
本研究の目的は人狼ゲームにおいて、自身が人狼であることを悟られない為になされる身体動作を特定することにある。8組8会話分(延べ参与者人数5人)を分析資料として用い、その中で人狼が行う身体動作とその他の役職の身体動作との比較を行う。その結果、人狼では特に他者への指差しや自己への指差しが顕著に多くなることが示唆された。こうした身体動作は自身が人狼ではないことを自己防衛するために用いられていると考えられる。この成果は、他者と身体動作を用いたコミュニケーションの出来るエンターテインメント・エージェントの開発の基礎理論となるであろう。

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