2Z-08
拡張現実感(AR)を用いた書籍情報提示システムの試作とそのユーザー体験の評価
○谷口鈴子,松田晃一(大妻女子大)
書店の利用者の多くは、あらすじや表紙を参考にして書籍を購入することが多い。実際、多くの書籍には、背表紙や書籍を開いた部分のカバーにあらすじや概要が書かれている。しかし、このようなあらすじを読んだり、表紙を見たりするには、棚から書籍を取り出し、手に取り、読んで(見て)は元の棚に戻すという動作を繰り返す必要がある。

そこで、本研究では、このような手間を省略することを可能にする書籍情報提示システムを試作し評価した。本システムは、スマホと拡張現実感(AR)を用いて書籍にかざすことで表紙やあらすじが画面に表示されたり、あらすじを読み上げる機能を持つ。本稿では、そのシステムを用いたユーザ体験の評価とその結果を報告する。

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