情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

タングラムとはシルエットパズルの一種であり，問題として提示された形状を，1つの正方形をいくつかの部分に切り分けたパーツを使って形作るパズルである．タングラムは国や年齢を問わず世界的に親しまれており，国内でも算数・数学の授業の教材として用いられることも多い．しかし，現在作成されているタングラムの問題数は世界中で高々数千程度であり，問題のバリエーションについて課題がある．本研究では，タングラムで形成したい任意形状の画像を入力として与え，そのシルエットの近似形状を解とするタングラムの問題を，パーツの正方形化やパーツ数といった制約下のもとで生成するシステムについて述べる。