情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

CGの分野では、技術の発展によりあらゆるものを写真のようにリアルに表現できるようになりつつある。しかしながら、折り紙のように薄い素材が多層に折り重なることから成る形状をコンピュータ上に正確に再現することは未だに困難な問題である。本研究では、画像やアニメーションの作成に使用するためのモデルであれば、複雑な内部構造までを作成する必要はなく、外見のみを考慮すればよいことに着目し、多面体モデルを入力とした場合と、平坦折りされた折り紙を入力とした場合の2つの場合について、折り紙のCG用の幾何モデルを自動生成する手法を提案する。