2U-02
高度交通システムにおける信号の変化を考慮した到着時間予測手法の検討
○五味和良,小原啓志,柳田 諒,小川紘基,重野 寛(慶大)
近年、高度交通システムの研究において、到着時間の予測精度の向上が求められている。自動車が目的地に到着する時間を予測する上で行っている計算は自動車の速度情報を基にしているものが多い。しかし、速度情報だけでは時間予測の精度が低下する恐れがある。路上に存在する信号の変化によって到着時間に誤差が生じることが考えられるからである。本稿では信号の変化を考慮した到着時間予測手法を提案する。信号の変化のタイミングを信号の周囲の車両の速度や位置情報を車車間通信を用いて収集し、信号の変化のタイミングを判断する。その判断に基づいて到着時間を算出することで、より精度の高い予測が可能になる。これらの提案をシミュレーションを用いて評価し、その有効性を示す。

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