2T-09
秘密分散通信のための無線通信独立な複数経路配送手法の評価
○金持徹也,桧垣博章(電機大)
無線マルチホップネットワークにおいて, 配送データを分割した複数のデータを複数の異なる経路を用いて配送する秘密分散通信を行なうための隣接独立ルーティング手法を提案する.
ここで, すべてのノードが高々単一経路を配送されるデータのみの取得を実現するために, 経路の各中継ノードの信号到達範囲に他の経路の中継ノードの隣接ノードを共通に含まない無線通信独立な経路を検出する.
ただし, 送信元と送信先の近隣は経路が近接することから,盗聴ノードが存在しない安全領域内にあることを想定する.
実験により, 盗聴ノードが複数経路を配送されるデータの取得可能領域は1%未満であり, 実際にデータ群の取得はほとんど考えられないことを示す.

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