2Q-05
ユーザの感性を楽曲の好みから抽出する自動作曲システム
○北山慎太郎,三輪貴信,橋本周司(早大)
コンピュータによる自動作曲の課題のひとつに,ユーザの感性をいかにして楽曲に反映させるかという問題がある.これまでに報告されている研究の多くは,ユーザの感性を形容詞対や感性語を用いてモデル化するというものであった.しかしながら,この手法では,抽出できる感性情報が,抽出に用いた感性モデルの枠組みに制限されるため,ユーザの感性を正しく表現できない可能性がある.そこで,本論文では,ユーザの感性が楽曲に対する好みに現れると考え,ユーザが入力した好みの楽曲からメロディやリズムの特徴を抽出し,その特徴に基づいて自動作曲を行うことで,ユーザの感性をモデル化することなく直接楽曲に反映させる手法を提案する.

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