2P-04
正負の走化性を実装した真性粘菌変形体のセルオートマトンモデル
○丸山大地(電機大),白川智弘(防衛大),高橋達二(電機大)
真性粘菌変形体は外的環境に適応した形でネットワークを構築するアメーバである。変形体のネットワーク構築は迷路での経路探索や実際の効率的な鉄道網の再現などにおいても生物学的な計算機としても利用されてきている。しかしそのモデルとして単純さと振る舞いの多様さ、実際の形態とのフィットなどを兼ね揃えた決定版はまだない。本研究では Sawaら(2012) の「柔らかさ」という点に着目した単純な変形体のモデルをベースとし、それに正負の走化性を実装したCAモデルを提案し、現実の変形体で観察されるような形態形成が見られるかを検証する。

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