2M-09
パッチ単位の法線推定による三次元顔形状復元
○野沢綸佐,加藤卓哉,野澤直樹,パーベル サフキン,森島繁生(早大)
単一顔画像からの三次元顔形状復元は,犯罪捜査などの分野で応用が期待される重要な研究課題である.主な既存手法として,顔の特徴点情報を用いるものや,陰影情報を用いるものが挙げられる.しかし,特徴点情報は顔領域に対し疎な情報であり,頬などの部分で精度が悪くなる問題がある.また後者は半透明体である顔に対して,ランバート面を仮定しなければならない問題がある.そこで本手法では,これらの問題を解決するために小片画像群を用いた三次元顔形状復元手法を提案する.本手法では小片画像を用いることで半透明体に対しランバート面の仮定を必要とせず,特徴点情報よりも密な情報を扱うことで,高精度な三次元顔形状復元が可能となる.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会