2K-08
形式概念束の簡約化のための概念間の距離に関する検討
○寺町太貴,石榑隼人,武藤敦子,森山甲一,犬塚信博(名工大)
形式概念分析は、概念データを思考単位として、概念構造の明確化や事象の分析、データの可視化及び依存関係などを明らかにするものである。形式概念分析は特にデータ解析の調査においてユーザビリティなどの観点から適している。形式概念分析から得られる概念束は、サイズが大きくなり過ぎると構造の理解が困難になり、概念束の簡約化が必要になる。簡約化の一つの尺度として、簡約化後の形式概念間の距離のばらつきをとりあげ、ばらつきが大きい場合、簡約化が適切でないと考える。そのため概念間の距離を定義し、簡約化前後の距離について検討する。

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