2G-07
CIP法を用いた3次元音響シミュレーションのGPU実装
○大島和輝,楡井雅巳(長野高専)
コンサートホールの音響設計などには、音響伝搬シミュレーション技術が利用されている。また、グラフィック処理用プロセッサGPUを汎用的な数値計算に利用した並列化手法が、多くの分野で用いられるようになってきた。著者らは、GPUを利用した並列化による3次元音響シミュレーションコードの高速化を検討した。シミュレーション手法には、計算の大部分が積和演算からなり、GPUでの処理に向いているCIP法を採用し、シミュレーション空間は境界条件を含めてモデル化を行った。本論文では、本研究において音響伝搬シミュレーションコードをGPUを利用して並列化し、高速化を検討した結果について報告する。

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