2G-06
時間方向のマルチグリッド法におけるレベル間自由度に関する考察
○金子重郎,田口悠太,野村直也,藤井昭宏,田中輝雄(工学院大)
従来,時間発展問題を解くには,空間方向のみ並列化を行い,時間方向は逐次に処理していた.近年では,並列環境が大規模になったことにより,空間方向に加え時間方向も並列化する手法が注目されている.時間方向に並列化したマルチグリッド法は,レベル間自由度の比が大きいほど逐次性が高まり計算コストが小さくなるが,並列性も低くなる.
本研究では,時間方向に並列化したマルチグリッド法について,熱伝導方程式を題材にレベル間自由度の比と並列度を変えることによる,実行時間の変化について考察する.

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