2G-05
Matrix Powers Kernelの反復解法への適用
○野地優希,熊谷洋佑,藤井昭宏,田中輝雄(工学院大)
大規模な連立一次方程式を解く手法として,反復解法が用いられる.近年,{r, Ar, A^2r, ..., A^kr}といった行列冪乗演算時間を削減することにより,反復計算を高速化する手法としてMatrix Powers Kernel(MPK)がある.MPKは計算を指数方向も含めてブロック化を行うことで,キャッシュを効率的に再利用する手法であり,ブロックの重複により計算量が増えるが,メモリアクセスが改善される.
本研究では,MPKにより反復解法の演算時間を削減する手法について考察を行う.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会