2F-04
機械学習を適用した自由回答のコーディング支援 -職業・産業コーディング自動化システムとその拡張-
○高橋和子(敬愛大),多喜弘文(法大),田辺俊介(早大),李  偉(東工大)
社会調査では、自由回答は収集後のコード変換(アフターコーディング)が必要なため、可能な限り選択回答を用いることが推奨される。しかし、職業・産業データは例外で、正確性を期するために自由回答で収集され、研究者自身でコーディングを行う場合が多い。この作業を支援する目的で、自然言語処理と機械学習の適用により予測されたコードの第1位から第3位までを候補として提示し、第1位のコードには確信度(3段階)を付与する「職業・産業コーディング自動化システム」を開発した。本システムは現在Web上で公開され、利用が進んでいる。本稿では、本システムについて利用方法も含めて報告した後、他の自由回答への拡張を検討する。

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