情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

インターネットにおける不正行為として、フィッシング詐欺がある。これは、偽サイトを介して個人情報やパスワード等を詐取するものである。近年、被害が増大して社会問題となっている。Webシステムにおいて、ユーザの本人確認はWebサーバにパスワードを登録することで解決できるが、サイトの真正性の認証についてはまだ決定的なシステムはない。本稿では、DSQRコードを用いることにより手軽に相互認証ができるシステムを提案する。なお、DSQRコードは、QRコードにデジタル署名アルゴリズムを取りいれた2次元コードで、コード自身の認証とコード所持者の本人確認ができる機能をもつ。