2C-04
進化計算による3次元レジストレーションのための高能率なリサンプリング
○植西一馬(信州大),岩切宗利(防衛大),田中 清(信州大)
複数の3次元点群の位置合わせ技術(レジストレーション)には,近接点対応を用いる方式と進化計算を用いる方式がある.
近接点対応を用いる方式はICPが有名だが,点群の初期位置によっては局所解に陥る問題がある.
一方で進化計算を用いる方式は,回転と並進パラメータを直接推定するので,初期位置には依存しない.
しかし,この方式は計算量が大きいため,特徴点の周囲を抽出するリサンプリング方式が提案されている.
本稿では,この方法において特徴点の検出位置,大きさ及び点密度を検討することで,レジストレーション性能の向上を試みる.
評価実験により,レジストレーションの精度向上と計算量削減の実現を確認した.

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