2B-01
3拠点間でデータ冗長化を自動継続する高可用システムのストレージ制御方式
○須藤 梓,斎藤秀雄,川口智大,長尾 尚(日立)
基幹業務において、ITシステムの停止は莫大な損失に繋がる。このリスクを低減するため、データを拠点間で冗長化し、被災時に業務継続する高可用システムが導入される。銀行・証券等の特段に高可用性が求められる業務では、1拠点が被災しても冗長化を維持するために、3拠点以上を利用する高可用システムが求められる。このようなシステムでは、2拠点以上が稼動している限り冗長化を継続し、更に無停止であることが要件となる。この要件に対して、1拠点が被災した場合に、その停止した拠点を特定し、残る2拠点でデータ冗長化を自動的に引継ぐストレージ制御方式を実現した。本稿では、上記制御方式について報告する。

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