1ZD-07
オイルプランテーションにおける作業効率向上のためのマルチGNSSによる高精度測位を利用した植林支援システムの設計
○増間智昭,佐藤章博,神武直彦(慶大)
広大な面積の農場で行う大規模農業では苗の作付位置などの決定に位置情報の把握が重要となる。マレーシアではプランテーションによるナツメヤシ栽培が盛んであるが、植林過程に於ける作業は人の手によるものが多く、多大な時間と費用を要している。これらを位置情報技術で支援することで時間短縮など作業効率の向上が見込まれるが、従来のGPS測位では十分な精度が得られていなかった。そこで本研究ではマレーシアのナツメヤシプランテーションを対象として、マルチGNSSやGNSS-RTKといった高精度測位を利用することで、一定区域に最大限の苗の植樹を実現するシステムの設計を行う。現地にて測位実験を行い、高精度測位を利用することによる有効性を確認した。

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