1ZD-02
猿出現データを用いた山間部豊凶作状況と出現地域の分散傾向
○照井一暉,杉浦彰彦(静岡大),中井一文,江崎修央(鳥羽商船高専),山端直人(三重県農業研究所)
害獣による被害のある地域において、猿の出現予測に関する研究が進められている。これまでに我々は2年間(2012年7月〜2014年6月)のデータを用いて、山間部における食物の豊凶作や秋口の冷え込みが、猿の出現に大きく影響していることを明らかにしてきた。しかし実験対象である猿の群数や地域が限定されており、一般性について検証する必要がある。本研究では、2014年9月から4つの群に対して出現傾向を分析することにした。さらに観測地域ごとの出現数の分析から出現地域の偏りを求め、豊作年と凶作年において出現地域分散傾向について評価した。よって12年度は分散指数1.527、13年度は2.003、14年度は1.879の結果が得られた。

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