1ZB-07
住み慣れた地域における再発見を目的とした散策支援ナビゲーションシステム
○岡 洋介,木下雄一朗,郷健太郎(山梨大)
今日,人々は住み慣れた地域でも通勤・通学路や住居の周辺しか立ち寄らないことが多く,その地域の道や建物を隅々まで知っているという人はほとんどいない.本研究では身近な地域の再発見を促すために,仮想的なネコを利用した人の行動意欲を促すナビゲーションシステムを開発した.本システムは,ネコが地図上のあらゆる道を徘徊し足跡を残す.そして,その際に通った道の一部を写真で表示するように設計されており,それによってユーザに普段通らない道の散策意欲を促す.複数の実験協力者に住み慣れた地域で本システムを使用してもらう実験を行った.その結果から,本システムが普段通らない道や場所へ訪れる意欲を向上させることを確認した.

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