情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

本研究ではシースル‐裸眼3Dディスプレイと赤外線ステレオカメラを用いて、ウェアラブルデバイスなしで手と直接インタラクションができる3D映像システムを実装した。本システムは斜めレンチキュラーと4kディスプレイによる裸眼3Dディスプレイとハーフミラー、Leap Motion Controllerを構成要素とする。まず、ハーフミラーに、上方から3D映像を映し出し反射させる。すると、ハーフミラーの下に、映像の虚像が映し出される。ユーザはハーフミラーを上から覗き込み下から手を入れることによってその映像と直接インタラクションする。手とオブジェクトのインタラクションはデスク上に置かれたLeap Motion Controllerにより行う。本システムを用いることによって、より直感的なCGオブジェクトの操作が可能となる。