1X-01
MR技術を用いた遠隔空間共有システムの開発
○新井 諒,齊藤 剛(電機大)
今日,遠隔地間において自然な対話の実現を図る技術として,高臨場感通信への注目が高まっている.ネットワークを介したコミュニケーションは,日常的に行われるようになってきており,特に使用者間の相互インタラクションが重要な場面では,より自然な対話こそが求められている.本研究の目的は,遠隔地にいる相手の空間と自分の空間が,違和感なく繋がっているかのような空間共有型コミュニケーションシステムの実現である.Kinectセンサを用いて人物の動作,実空間の情報を取得し,使用者のいる空間を仮想空間上に構築する.構築した空間を使用者同士で共有し,リアルタイムコミュニケーションを実現する.本稿では,システムを構成する各要素と,手法や特徴について述べる.

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