情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

人間の身体的特徴や行動的特徴を用いて個人の識別認証を行う，生体認証が普及してきている．生体認証のひとつの顔認証は入出管理等様々な場所で利用されているが，登録した本人ではなく，本人の写真をカメラに向けることで認証が成功し，なりすましをされてしまう．まばたきの検出による生体検知を行うことで，上記なりすましを防ぐことができるが，本人が写っている動画を認証の際に用いると，正しく認識されてなりすましがなされる．そこで，動画によるなりすましにも対抗できるような生体検知の技術が必要となる．本研究では，顔の動画像からオプティカルフローを用いた特徴を利用し、機械学習させることで、動画でのなりすましにも対応した生体検知方式を提案した．