情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

近年、GoProやnarrative clip、SenseCamをはじめとした、映像や写真による受動的ライフログ（自動的あるいは無意識的に記録するようなライフログ）への関心が高まっている。これまでも、さまざまなセンサから得られた加速度や位置情報、温度、心拍などのコンテキストから状況を推定し、タグ付けや分類などを行う研究が数多くなされてきた。しかし、ライフログのための映像要約の研究や、利用者の満足度や興味等の感情的効果について言及している研究は少ない。よって本研究では、映像や音の情報から得られた特徴量のみを用いて、利用者が思い出を振り返る際に楽しいと感じることができる場面を自動で判別し記録するシステムの開発とその評価を行う。