1U-03
高感度圧力センサの多点観測による自動車運転手の無拘束生体情報計測システム
○町田拓也,鏑木崇史,栗原陽介(青学大)
近年,自動車事故の防止やユビキタス健康管理の一環として,自動車運転中のドライバーの生体情報を計測する需要が高まってきている.このような用途にもちいられる生体計測システムには,ドライバーが運転中であるため,なるべく体を拘束しない無拘束性と,計測していることを意識させない無意識性が要求される.しかし,無拘束で自動車運転時の脈,呼吸などの生体信号を計測しようとすると,走行にともなう振動が大きいため,ノイズに埋もれてしまい分離が難しい.
 そこで,本研究では高感度圧力センサをベースとしたチューブ型のセンサを運転席に複数個所設置し,生体信号を多点観測することで,自動車走行時の振動にロバストな無拘束生体信号計測法を提案する.多点観測された圧力信号に対し,周波数上で生体信号の高調波成分を考慮した線形回帰を行うことで脈波信号と呼吸信号を抽出する.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会