情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

本研究ではユーザが定義したルールに基づいて、各ノードが状態に応じて他のノードに対して動作変更のイベントを送信し、それによってノード間の協調動作を実現するセンサネットワークシステムを実装する。
センシングされたデータは各ノードが必ずホストへ送信するのではなく、それぞれのノードが持つローカルストレージ上にまず保存される。また、必要に応じてホストへもデータを送信することができるが、その判断はユーザが作成したルールに基づいて行われる。またルール処理機構はローカルストレージ上のデータを処理した結果からイベントを検出し、他ノードにアナウンスすることができる。本システムによって、ノードごとにセンサの種類が異なる場合におけるノード間の協調動作を自然に記述することができる。