1S-09
間欠的位置ベース無線マルチホップ配送における転送遅延短縮
○堀江 慎,桧垣博章(電機大)
無線アドホックネットワークでは, 各無線ノードの消費電力を削減する方法として, 通信モジュールを間欠的に動作させる手法がある. 各無線ノードが間欠動作する環境では, 転送先がアクティブモードに移行するまでデータの転送を待機する必要があるため, 転送遅延が延長する問題がある. そのため転送遅延を短縮するためには, 送信要求発生直後に転送先がアクティブモードに移行している必要がある. しかし, ネットワーク全体の無線ノードが間欠動作するタイミングをスケジューリングすることは困難である. 本論文では, 隣接無線ノードが位置情報に基づいてデータ転送に協調してアクティブモードに移行することで転送遅延を短縮する手法を提案する.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会