1S-08
意図的衝突による無線マルチホップ配送手法における盗聴妨害
○嶋田 勇,桧垣博章(電機大)
無線マルチホップ通信では,中継無線ノードによって構成される経路に沿ってデータメッセージを配送する. データメッセージは, 無指向性無線通信を用いて転送するため, 各隣接無線ノードが傍受可能となる. そこで, 指向性アンテナや信号処理によって盗聴困難とする手法が提案されているが, 安価で多数の無線ノードから構成される無線マルチホップネットワークでは不向きなものとなっている. 本論文では, 中継無線ノードの近隣隣接ノードがデータメッセージ転送時にジャミング信号を送信することで盗聴を困難にする手法を提案する. ここでは, ルーティングとデータメッセージ配送時の協調的なジャミング信号送信を実現することで盗聴を困難にする.

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