情報処理学会 第78回全国大会講演要旨
1N-02
類似配色を考慮した野鳥の品種識別
画像処理による野鳥の品種識別に関する研究がある．従来手法では色情報をそのまま特徴量とし，模様等の特徴を考慮していないため，色の似た野鳥の識別が困難である．本研究では，野鳥の色構造をモデル化し，似た色を持つ野鳥の品種を識別できるよう野鳥の色構造を考慮する．野鳥画像を複数のセグメントに分割し隣り合ったセグメントに着目し，特徴的なセグメントの組み合わせを中心に抽出する．1つのセグメントは色相・彩度・明度・面積比といった4つの特徴を持ち，抽出した複数のセグメントの組み合わせを特徴量として扱い，野鳥の色構造をモデル化する．野鳥画像から抽出した隣接セグメント特徴を用いて，SVMによる野鳥の品種識別を行う．
