1M-06
顔識別システムに適したJPEG量子化テーブルの提案
○村瀬寛高,長谷川圭佑,杉浦彰彦(静岡大)
近年,監視カメラの普及により,撮影動画像から人物を特定する技術が注目されている.しかしカメラの性能向上に伴い撮影動画像の情報量が増大し,伝送,保持が困難になっている.そこで本研究では,情報量を低減する方法としてJPEG符号化を用いて,JPEG量子化テーブルの顔認識精度に対する影響を分析し,顔認識に適した新たな量子化テーブルを提案する.実験では,自然画像を考慮した従来の量子化テーブルと,認識手法を考慮した量子化テーブルを用い,顔画像による同一人物グループ化について比較実験を行う.具体的な提案型として,DC成分強調,低・高周波成分強調,低周波成分強調型を用いる.

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