1M-02
ライトフィールドカメラを用いた照度差ステレオのための鏡面反射の検出
○武智鴻生,岡部孝弘(九工大)
光源方向の変化に伴う反射光強度の変化を手掛かりにして物体表面の法線を推定する技術は,照度差ステレオと呼ばれる.鏡面反射成分は,古典的照度差ステレオにおいては除去すべきノイズである一方で,未較正照度差ステレオにおいては形状復元の不定性を解決する手掛かりとして有用である.したがって,光源方向の変化を伴う画像から鏡面反射を検出することは重要な研究課題である.本稿では,マイクロレンズアレイ方式のライトフィールドカメラで撮影された画像を対象として,拡散反射の明るさが視線方向に依存しないのに対して鏡面反射の明るさが視線方向に依存することに基づいて,鏡面反射を検出する方法を提案する.実画像を用いた実験を行い,提案手法の有効性を確認した.

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