1G-03
格納データの継続的な増加に対応した大規模ストレージシステムの省電力化手法
○細岡 晟,長谷部浩二,加藤和彦(筑波大)
近年、データ量の急増によりストレージシステムの省電力化が重要な課題となっている。これまでに提案されてきたストレージシステムの省電力化手法の多くは、アクセス頻度が高いデータを特定のディスクに集約し、アクセス頻度の低いディスクをスピンダウンさせることにより、消費電力を削減するというものである。しかしこれら手法の多くは、大量のデータが継続的にアップロードされることを十分に想定していなかった。そこで本研究では、大量にアップロードされるデータを効率的に配置することによる省電力手法を提案する。特に、ディスク間での不要なデータの移動を抑えるインデキシングを実装する。さらに実際のファイル共有サービスのアクセスパターンを用いた実験から性能を評価し、提案手法の有用性を示す。

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