1F-08
輪郭線方向成分とZipf則を用いた文字画像の自動分類
○山口文彦(長崎県立大)
近年、失われた言語を対象に自然言語処理などで用いられる手法を適用する研究が盛んである。未解読文字を解読しようとするとき、最初に記号を文字に分類する必要がある。従来、この段階は人の手によって行われてきたが、恣意が入ることや分類の判断が揺れることは避けなければならないため、自動化する意義がある。本研究では、手書き文字認識で用いられる輪郭線方向成分を特徴量とし、その類似度から非階層的なクラスタリングを行なう手法を提案する。ここで、文字の出現がZipf則に従うことを仮定する。手法の評価として、日本語の手書き文字を分類する実験について報告する。

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