情報処理学会 第78回全国大会講演要旨

近年、インターネットと実世界をつなぐO2O(Online to Offline)のマーケットが注目を集めている。店舗を訪れた消費者にスマートデバイスを通じて、クーポンやセール情報を提供することで、効果的なマーケティングを実現することができる。オフラインでの人の状況に合わせた情報・サービス提供は、人の興味を引くため、人の状況、とりわけ人の位置情報は大きな価値を持っている。
そこで、本稿では、O2Oがデパートや空港といった屋内で利用されることを想定し、GPSを用いず、スマートデバイス間の距離情報から人の位置を特定する方法を提案する。