1B-02
製造KPIシミュレーションを用いた標準時間の適正化技術
○黄 双全,宗形 聡,浦邊信太郎(日立ソリューションズ東日本)
多品種少量生産では納期遅れや能力ロスを発生させない高精度な生産計画が求められる。生産計画は事前に設定したマスタに基づき立案される。しかし,実際の製造時間等は状況により変動するため,そうした変動を前提に精度を高める適切なマスタ設定が重要となる。本研究では,納期に影響する標準時間(ST)に着目し,各工程のSTと実際の作業時間との差異をもとに適正なSTを求める技術を提案する。提案手法では,各工程のSTを説明変数および納期に関する製造KPIを目的変数とし,ディスパッチング規則によるシミュレーションでSTと実作業の予実差を評価するモデルを構築した。金属加工のサンプルデータを用いた評価により提案手法の有効性を確認した。

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