1A-01
ホールスラスタ・シミュレーション向けParticle-In-Cell法のGPUへの移植
○宮島敬明,張 科寅,藤田直之(JAXA)
ホールスラスタは、従来の化学推進エンジンに比べ1桁程度高い比推力と搭載推進剤重量の削減による軽量化により、宇宙における輸送コストの低減を実現する技術として期待されている。その設計には、コスト面での成約により計算機を用いた数値シミュレーションによる試作が行われているが、第一原理計算に近い処理のため、膨大な計算時間が必要なことが知られている。我々は、宇宙航空研究開発機構が研究開発を行っているシミュレーション用コードのアクセラレータを用いた高速化について研究を行っている。本稿では、巨大なループを持った本コードのGPUへの移植について述べる。

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