情報処理学会 第77回全国大会 会期:2015年3月17日~19日 会場:京都大学 吉田キャンパス 情報処理学会 第77回全国大会 会期:2015年3月17日~19日 会場:京都大学 吉田キャンパス
集合知がつくる未来の街歩き
日時:3月18日(水曜日)9:30-12:00
会場:第3イベント会場(吉田南総合館 2F 共北25)
【セッション概要】近年,集合知,シチズンサイエンス,ビッグデータなど様々な観点で,人々が生み出す巨大なデータを利活用する試みが注目されています.この技術の進歩が我々の生活をどのように変えていくのでしょうか? 身近な<街歩き>という行為を通じて,未来の生活体験を議論したいと思っています.本イベントでは,2013年から京都で行われている情報処理+都市論という研究コラボレーションである「100人でつくる京都地図」を中心に,歴史,アート,都市論,絵葉書論といった普段,情報処理からちょっと遠い分野の講演者をおよびし,<街歩き>という生活体験にICT技術を活かす可能性を模索します.
司会:荒牧 英治 (京都大学 デザイン学ユニット 特定准教授)
【略歴】2000年京都大学総合人間学部卒業.2002年京都大学大学院情報学研究科修士課程修了.2005年東京大学大学院情報理工系研究科博士課程修了.博士(情報理工学).2008年東京大学知の構造化センター特任講師.現在,京都大学デザイン学ユニット 特定准教授,科学技術振興機構さきがけ研究員(兼任).医療情報学,自然言語処理応用の研究に従事.
9:30-9:45 講演(1) 集合知がつくる未来の街歩きとは
荒牧 英治 (京都大学 デザイン学ユニット 特定准教授)
【講演概要】近年,集合知,シチズンサイエンス,ビッグデータなど様々な観点で,人々が生み出す巨大なデータを利活用する試みが注目されています.この技術の進歩が我々の生活をどのように変えていくのでしょうか?身近な<街歩き>という行為を通じて,未来の生活体験を議論したいと思っています.
【略歴】2000年京都大学総合人間学部卒業.2002年京都大学大学院情報学研究科修士課程修了.2005年東京大学大学院情報理工系研究科博士課程修了.博士(情報理工学).2008年東京大学知の構造化センター特任講師.現在,京都大学デザイン学ユニット 特定准教授,科学技術振興機構さきがけ研究員(兼任).医療情報学,自然言語処理応用の研究に従事.
 
9:45-10:00 講演(2) 都市の様相を情報へ
北 雄介 (京都大学 デザイン学ユニット 特定助教)
【講演概要】街を歩いている中で我々が感じ取る「都市の様相」は,いかにして利用可能な情報になるのであろうか.街歩きに基づく都市研究と, 100ninmap projectを紹介しながら,その方法を探る.
【略歴】1982年生.2006年京都大学工学部建築学科卒業.2008年同大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了.2012年同大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程修了.博士(工学).現在,京都大学学際融合教育研究推進センター特定助教.都市のデザイン論に関する研究・教育に従事.
 
10:00-10:30 試してみよう100ninmap
10:30-10:50 講演(3) ISSUE MAPと考える街の見方
榊原 充大 (RAD)
【講演概要】地域の人たちの「声」に着目することで,その地域の資源と課題を可視化することを目指すISSUE MAP.「街の見方」の更新がいかに可能かを,この「地図」とともに考えていきたいと思います.
【略歴】1984年愛知県生まれ.2004年神戸大学文学部人文学科芸術学専修卒業.2008年から,より多くの人が日常的に都市や建築へ関わるチャンネルを増やすことをねらいとし,建築リサーチ組織RADを共同で開始.RADとして建築展覧会,町家改修ワークショップの管理運営,地域移動型短期滞在リサーチプロジェクト,地域の知を蓄積するためのデータベースづくりなど,「建てること」を超えた建築的知識の活用を行う.同組織では主として調査と編集を責任担当し,個人でも取材・調査・執筆を行う.寄稿書籍に『レム・コールハースは何を変えたのか』(2014).
 
10:50-11:10 講演(4) 絵葉書の時代
細馬 宏通 (滋賀県立大学 人間文化学部 教授)
【講演概要】近代視覚技術を集大成したメディアとしての絵はがき.その誕生から,旅行と蒐集,消印と投函,絵はがき史をふりかえり,メディアと身体との関係に新たな光を投げかける.
【略歴】1960年兵庫県生まれ.京都大学理学部卒.京都大学大学院理学研究科博士課程修了(動物学).現在,滋賀県立大学人間文化学部教授.身体動作研究,視聴覚文化研究.著書に『うたのしくみ』(ぴあ),『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか』(新潮選書),『今日の「あまちゃん」から』(河出書房新社),『絵はがきの時代』『浅草十二階(改訂新版)』(青土社),『絵はがきのなかの彦根』(サンライズ出版)など.
 
11:10-11:30 講演(5) ウェアラブルコンピューティングと街歩き
寺田 努 (神戸大学 大学院工学研究科 電気電子工学専攻 准教授)
【講演概要】コンピュータや生体センサを装着すると,さまざまな情報をリアルタイムで得ることができるようになります.センサ情報を見ながら街歩きをすると何が起こるかを議論したいと思います.
【略歴】2000年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程退学.同年より大阪大学サイバーメディアセンター助手.2005年より同講師.2007年神戸大学大学院工学研究科准教授.現在に至る.2004年より特定非営利活動法人ウェアラブルコンピュータ研究開発機構理事を兼務.2004年には英国ランカスター大学客員研究員,2006年IPA未踏クリエータ,2010年よりJSTさきがけ研究員を兼務.博士(工学).ウェアラブルコンピューティング,ユビキタスコンピューティング,エンタテインメントコンピューティングの研究に従事.
 
11:30-12:00 パネル討論 「集合知がつくる未来の街歩き」とは何か
【討論概要】本パネルでは,歴史,アート,都市論,絵葉書論といった普段,情報処理からちょっと遠い分野の講演者をお呼びし,<街歩き>という生活体験にICT技術を活かす可能性を模索します.
パネル司会:荒牧 英治 (京都大学 デザイン学ユニット 特定准教授)
【略歴】2000年京都大学総合人間学部卒業.2002年京都大学大学院情報学研究科修士課程修了.2005年東京大学大学院情報理工系研究科博士課程修了.博士(情報理工学).2008年東京大学知の構造化センター特任講師.現在,京都大学デザイン学ユニット 特定准教授,科学技術振興機構さきがけ研究員(兼任).医療情報学,自然言語処理応用の研究に従事.
パネリスト:北 雄介 (京都大学 デザイン学ユニット 特定助教)
【略歴】1982年生.2006年京都大学工学部建築学科卒業.2008年同大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了.2012年同大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程修了.博士(工学).現在,京都大学学際融合教育研究推進センター特定助教.都市のデザイン論に関する研究・教育に従事.
パネリスト:榊原 充大 (RAD)
【略歴】1984年愛知県生まれ.2004年神戸大学文学部人文学科芸術学専修卒業.2008年から,より多くの人が日常的に都市や建築へ関わるチャンネルを増やすことをねらいとし,建築リサーチ組織RADを共同で開始.RADとして建築展覧会,町家改修ワークショップの管理運営,地域移動型短期滞在リサーチプロジェクト,地域の知を蓄積するためのデータベースづくりなど,「建てること」を超えた建築的知識の活用を行う.同組織では主として調査と編集を責任担当し,個人でも取材・調査・執筆を行う.寄稿書籍に『レム・コールハースは何を変えたのか』(2014).
パネリスト:細馬 宏通 (滋賀県立大学 人間文化学部 教授)
【略歴】1960年兵庫県生まれ.京都大学理学部卒.京都大学大学院理学研究科博士課程修了(動物学).現在,滋賀県立大学人間文化学部教授.身体動作研究,視聴覚文化研究.著書に『うたのしくみ』(ぴあ),『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか』(新潮選書),『今日の「あまちゃん」から』(河出書房新社),『絵はがきの時代』『浅草十二階(改訂新版)』(青土社),『絵はがきのなかの彦根』(サンライズ出版)など.
パネリスト:寺田 努 (神戸大学 大学院工学研究科 電気電子工学専攻 准教授)
【略歴】2000年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程退学.同年より大阪大学サイバーメディアセンター助手.2005年より同講師.2007年神戸大学大学院工学研究科准教授.現在に至る.2004年より特定非営利活動法人ウェアラブルコンピュータ研究開発機構理事を兼務.2004年には英国ランカスター大学客員研究員,2006年IPA未踏クリエータ,2010年よりJSTさきがけ研究員を兼務.博士(工学).ウェアラブルコンピューティング,ユビキタスコンピューティング,エンタテインメントコンピューティングの研究に従事.
パネリスト:山本 麻友美 (京都芸術センター プログラムディレクター)
【略歴】京都芸術センター プログラム・ディレクター.1999年から2003年まで京都芸術センターのアート・コーディネーターとして主に伝統芸能やアーティスト・イン・レジデンス事業などを担当し,その後フリーランスとして活動.2008年より京都芸術センターにシニア・コーディネーターとして復帰,2011年より現職.現在は,主にビジュアル・アーツおよびアーティスト・イン・レジデンス等の国際交流事業の企画・運営を行う.大阪成蹊大学,関西学院大学非常勤講師.「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」プロフェッショナル・アドバイザリーボードメンバー.「東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)」実行委員会委員.
パネリスト:岡本 佑一朗 (株式会社京都エンターテイメントワークス)
【略歴】2009年同志社大学卒業後,SIerを経て,2013年京都エンタテインメントワークス社入社.モバイルアプリケーション,電子教材,電子玩具の企画・運営を行う.