情報処理学会 第77回全国大会 会期:2015年3月17日~19日 会場:京都大学 吉田キャンパス 情報処理学会 第77回全国大会 会期:2015年3月17日~19日 会場:京都大学 吉田キャンパス
会誌「情報処理」公開編集委員会
日時:3月17日(火曜日)9:30-12:00
会場:第4イベント会場(吉田南総合館 2F 共北26)
【セッション概要】会誌編集委員会が全国大会の会場にやってきます!公開編集委員会形式のパネル討論により,ふだんあまりふれる機会のない,会誌「情報処理」ができあがるまでの舞台裏を,聴衆の皆さまに知ってもらうことが目的です.編集委員からは,緊急企画が記事になるまでの苦労話,巻頭コラムはどうやって決まるのか,いちおし記事の紹介や,今後企画されているお薦めの特集などについて語ってもらう予定です.もちろん,会場からの編集委員会への参加も大歓迎です.こんな記事を掲載して欲しい,こんな会誌になって欲しいなどの要望を,ぜひお聞かせください!
9:30-12:00 パネル討論 会誌「情報処理」ができるまで
【討論概要】情報処理学会誌「情報処理」では,最新の技術トレンドから時節に合った情報処理の話題など,会員のニーズに合わせてさまざまな話題を取り上げている.会誌をより楽しく,読みやすくするため,新たな特集企画や単発企画,速報記事,巻頭コラム,会議報告,ビブリオトーク(書籍案内),新コーナーなど,通常の会誌編集委員会では様々な議論を行っているが,本討論企画では,その一部を再現し,会場を巻き込みながらよりよい企画を行っていく.まず,会誌に対するレスポンスデータを見ながら過去の企画等の反省をし,どのような企画が支持され,どのような企画がうまくいっていないかなどを分析する.そして,最近の技術トレンドやニュースなどをリストアップして,特集企画や単発企画にまとめ上げていく.会場を巻き込みながら今後の「情報処理」の方向性を考えていくなかで,情報処理分野の今後の方向性や学会の果たす役割などについて考えてゆきたい.
パネル司会:塚本 昌彦 (神戸大学 大学院工学研究科 電気電子工学専攻 教授)
【略歴】京都大学工学部数理工学科卒,工学研究科応用システム科学専攻修士課程修了,京都大学博士(工学).シャープ(株)研究員,大阪大学講師,助教授を経て現職.NPOウェアラブルコンピュータ研究開発機構理事長,日本ウェアラブルデバイスユーザー会会長.2001年よりウェアラブルの実践生活を行っている.研究テーマはウェアラブル・ユビキタスコンピューティングのシステム,デバイス,インタフェースとそれらの応用.2014年より情報処理学会誌編集長.
パネリスト:加藤 由花 (東京女子大学 数理科学科 教授)
【略歴】1989年東京大学理学部卒業.同年日本電信電話(株)入社.2002年電気通信大学大学院情報システム学研究科博士後期課程修了.博士(工学). 電気通信大学助手,産業技術大学院大学教授を経て,2014年より東京女子大学数理科学科教授.情報ネットワーク,ネットワークを利用したロボットサービスに関する研究に従事.情報処理学会理事(会誌・出版担当).
パネリスト:金岡 晃 (東邦大学 理学部 講師)
【略歴】2004年筑波大学大学院博士課程システム情報工学研究科修了. 同年セコム(株)入社. 筑波大学システム情報工学研究科研究員, 同助教を経て2013年より東邦大学理学部講師. 2010年より情報通信研究機構招へい専門員兼務. セキュリティとプライバシのユーザビリティ,暗号技術の応用,リスクの定量化に関する研究に従事.
パネリスト:角 康之 (公立はこだて未来大学 教授)
【略歴】1995年東京大学大学院博士課程(情報工学)修了.博士(工学).国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の主任研究員,京都大学の准教授を経て,2011年より現職.体験メディア,実世界インタラクションの理解と強化に関する研究に従事.
パネリスト:高岡 詠子 (上智大学 理工学部情報理工学科 准教授)
【略歴】慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業,同大学大学院理工学研究科計算機科学専攻博士課程修了,博士(工学).千歳科学技術大学准教授等を経て,現在上智大学理工学部情報理工学科准教授,他に,国際基督教大学,明治学院大学非常勤講師,放送大学分担講師.データベースとWebアプリケーション,コンピュータと社会(教育・医療・環境)に興味を持つ.CE研究会運営委員,CE研幹事,初等中等教育委員会,論文誌編集委員,学会誌編集委員,代表会員,情報処理学会若手研究者の会幹事,コンピュータ編集委員会(TCE)編集委員, 山下記念研究賞受賞,2013年度学会活動貢献賞,主な著書:チューリングの計算理論入門,シャノンの情報理論入門(講談社ブルーバックス).
パネリスト:辰己 丈夫 (放送大学 教養学部情報コース 准教授)
【略歴】1997年早稲田大学理工学研究科数学専攻博士後期課程単位取得退学.1993年同大学情報科学研究教育センター助手.1999年神戸大学講師.2003年東京農工大学助教授.現在,放送大学准教授.また,東京大学,慶應義塾大学,産業技術大学院大学で非常勤講師.情報教育,情報倫理,数学教育の情報化に興味を持つ.著書に「情報化社会と情報倫理・第2版」(共立出版),「情報科教育法・改訂2版」(オーム社),「情報の科学」(高校「情報科」検定教科書)(日本文教出版)などがある.
パネリスト:永野 秀尚 (日本電信電話株式会社 NTT コミュニケーション科学基礎研究所 主任研究員)
【略歴】1994年大阪大学基礎工学部情報工学科卒業.1996年同大大学院基礎工学研究科物理系専攻情報工学分野修士課程修了.2005年同大大学院情報科学研究科マルチメディア工学専攻博士課程修了.博士(情報科学).1996年NTTに入社.現在,NTT コミュニケーション科学基礎研究所主任研究員.音や映像などのメディア情報の認識・探索に関する研究に取り組む.2011年3月から2012年3月まで英国 Queen Mary University of London 客員研究員.電気通信普及財団テレコムシステム技術賞奨励賞,逓信協会前島賞,日本応用数理学会ベストオーサー賞各受賞.IEEE Senior Member,電子情報通信学会,情報処理学会各会員.2002年1月より2006年3月まで情報処理学会学会誌編集委員 専門委員会(基礎・理論分野/FWG)編集委員.2014年4月より同学会誌編集委員.
パネリスト:坊農 真弓 (国立情報学研究所 准教授)
【略歴】2005年3月神戸大学大学院総合人間科学研究科にて博士号(学術)取得.その後,ATRメディア情報科学研究所研究員,京都大学大学院情報学研究科研究員,日本学術振興会特別研究員(PD),UCLAやテキサス大学オースティン校にて客員研究員,国立情報学研究所コンテンツ科学研究系助教を経て,2014年から同准教授.人と人とのインタラクションや手話相互行為分析の研究に従事.プライベートではもっぱら育児に奮闘中.
パネリスト:松田 一孝 (東京大学 大学院情報理工学系研究科 助教)
【略歴】2004年東京大学工学部計数工学科卒業.2009年東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻博士課程修了.2008年より2年間日本学術振興会特別研究員.2010年より2年間年東北大学大学院情報科学研究科助教.2012年より東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻助教.博士(情報理工学).プログラミング言語理論,関数プログラミング,プログラム変換等に興味を持つ.
パネリスト:吉岡 信和 (国立情報学研究所 GRACEセンター 准教授)
【略歴】1998年北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了.博士(情報科学).同年(株)東芝入社.2002年より国立情報学研究所に勤務,現在,同研究所 准教授,2007年より総合研究大学院大学 准教授を兼務,セキュリティ技術,エージェント技術,ソフトウェア工学, 学術クラウドの研究・開発に従事.2011年より日本ソフトウェア科学会理事,情報処理学会,電子情報通信学会,日本ソフトウェア科学会各会員.