6ZF-05
映像キャスティング手法を用いた看護技術教材作成に関する研究
○水野凌太郎(釧路公大),小林裕美子(釧路孝仁会看護専門学校),皆月昭則(釧路公大)
看護技術は,看護の質の確保だけではなく,医療安全において重要である.看護
技術の習得には理論を解説しながら,映像を用いた指導が効果的である.映像に
は指導者が看護の各技術場面を想定して映像に収録して編集する過程がある.看
護技術の映像には暗黙知的なコツなどがあり,技術を継承させるための映像抽出
は,複数の指導者で実施することで、的確かつ「場」に応じた看護技術の映像教
材の作成が可能となる.
本研究では,米国心理学者J.Jギブソンが提唱したアフォーダンスの概念に依拠
し,収録映像を複数の指導者が視聴して重要な箇所を抽出するための支援環境を
構築し実験した.支援の具体例として,複数のタブレットやPCを用いて重要であ
る映像箇所をキャスティングしながら議論し,編集作業をした.構築にはマルチ
プラットフォーム対応のストリーミングメディアレシーバーを用いた.

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